40代の顔のたるみの原因は?部位別セルフケアと改善法を解説

40代顔のたるみ
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「夕方になると顔が疲れて見える」「ほうれい線やフェイスラインのもたつきが急に気になり始めた」と感じていませんか。40代は、顔のたるみが目に見えて進みやすい年代です。肌のハリを支える成分の減少に加え、女性ホルモンの変化や骨・脂肪の変化が重なるためです。

ただし、40代の顔のたるみは、原因と進み具合を正しく知れば、進行をゆるやかにしたり、目立ちにくくしたりすることができます。大切なのは、たるみが出ている部位と進行度を把握し、それに合った対策を選ぶことです。

この記事では、40代の顔のたるみの原因を肌の層ごとに整理したうえで、部位別のサインと進行度のセルフチェック、自宅でできる部位別のケア、たるみを悪化させるNG習慣を解説します。さらに、セルフケアで改善しない場合に頼れる小顔矯正サロンや美容医療の選び方も紹介します。

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目次

40代で顔のたるみが目立ち始めるのはなぜ?

顔のたるみは、20代後半から少しずつ始まっています。それでも「40代になって急にたるんだ」と感じる人が多いのは、40代にいくつもの変化が同時に重なり、たるみが目に見える形で表れやすくなるためです。

30代と40代のたるみの違い

30代のたるみは、主に肌のハリの低下による「表面の変化」です。夕方になると顔が疲れて見える、毛穴が縦に伸びて見えるといった、比較的軽い変化が中心です。

一方、40代のたるみは、肌の表面だけでなく、その下にある脂肪や筋肉、顔を支える靱帯、土台となる骨まで変化が及びます。そのため、ほうれい線が深くなる、フェイスラインがもたつく、口角が下がるなど、顔の輪郭や印象そのものが変わったと感じやすくなります。「スキンケアを頑張っているのに以前ほど効果を感じない」という人が増えるのも、40代の特徴です。

40代前半と後半でも変化のスピードは違う

同じ40代でも、前半と後半ではたるみの進み方が異なります。40代前半は、肌のハリの低下や表情筋の衰えが目立ち始める時期です。セルフケアの効果を感じやすく、たるみを予防する習慣を身につけるのに適しています。

40代後半になると、更年期に入る人が増え、女性ホルモンの減少によって肌のハリが一段と失われやすくなります。骨や脂肪の変化も進むため、セルフケアに加えて、プロによるケアを検討する人も増えてきます。自分がどの時期にいるかを意識すると、対策の優先順位を決めやすくなります。40代前半のうちから予防の習慣を身につけておくと、40代後半に変化が加速したときにも、たるみの進行をゆるやかにしやすくなります。

40代で顔のたるみが出やすい人の特徴

同じ40代でも、たるみの進み方には個人差があります。次のような特徴に当てはまる人は、たるみが目立ちやすい傾向があるため、早めに対策を始めましょう。

  • 紫外線を浴びる機会が多かった人:屋外での活動が多い、日焼け止めを塗る習慣がなかったなど、紫外線のダメージが蓄積している人
  • 体重の増減を繰り返してきた人:ダイエットとリバウンドを繰り返すと、皮膚が伸び縮みを繰り返し、ハリを失いやすくなります。
  • もともと痩せ型の人:頬の脂肪が少ない人は、脂肪がやせたときに頬がこけやすく、たるみや影が目立つことがあります。
  • デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い人:下を向いた姿勢が長く続くと、首や顔が下に引っ張られやすくなります。
  • 表情の変化が少ない人:一人で過ごす時間が長い、あまり笑わないなど、表情筋を使う機会が少ない人は、筋肉が衰えやすくなります。
  • 肌が乾燥しやすい人:乾燥した肌はハリを失いやすく、たるみや小じわが目立ちやすくなります。

顔のたるみは「5つの層」の変化で起こる

顔は、外側から「皮膚」「皮下脂肪」「表情筋とSMAS(スマス)」「リガメント(支持靱帯)」「骨」という層が重なってできています。SMASとは、皮膚と表情筋の間にある薄い筋膜のことです。顔のたるみは、これらの層がそれぞれ少しずつ変化し、互いに支え合う力が弱まることで起こります。

層役割40代で起こりやすい変化
皮膚顔の表面を覆い、ハリと弾力を保つコラーゲン・エラスチンが減り、弾力が低下する
皮下脂肪顔にふっくらとしたボリュームを与える頬の高い位置の脂肪がやせ、下の方へ移動する
表情筋・SMAS表情を作り、皮膚や脂肪を内側から支える筋力が落ち、筋膜がゆるむ
リガメント(支持靱帯)皮膚や脂肪を骨につなぎとめるゆるんで脂肪を支えきれなくなる
骨顔全体の土台になる目の周りや頬、あごの骨がやせる

このように、40代の顔のたるみは1つの原因だけで起こるわけではありません。どの層の変化が大きいかによって、効果的な対策も変わります。

40代の顔のたるみの主な原因

ここからは、40代の顔のたるみを引き起こす主な原因を6つに分けて解説します。

原因1|コラーゲン・エラスチンの減少による肌の弾力低下

肌の奥にある真皮層では、コラーゲンが網目状に張り巡らされ、その結び目をエラスチンがつなぐことで、肌のハリと弾力が保たれています。コラーゲンやエラスチンは、年齢とともに作られる量が減り、質も低下します。

弾力を失った肌は、重力に逆らって形を保つことが難しくなります。その結果、頬やフェイスラインが下がり、毛穴が縦に伸びて見える「たるみ毛穴」や、ほうれい線が目立つようになります。

原因2|女性ホルモン(エストロゲン)の減少

40代の女性にとって見逃せないのが、女性ホルモンの変化です。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、肌のうるおいやハリの維持にも関わるといわれています。

公益社団法人 日本産科婦人科学会によると、閉経前後の5年間ずつ、合わせて約10年間を「更年期」と呼び、日本人女性の平均的な閉経年齢は50歳前後です。更年期にはエストロゲンがゆらぎながら低下していくため、40代後半から肌の乾燥やハリの低下を急に感じる人が増えます。「40代で急にたるみが進んだ」と感じる背景には、こうしたホルモンの変化が関わっていることがあります。

出典:公益社団法人 日本産科婦人科学会「更年期障害」

原因3|表情筋とSMASの衰え

顔には多くの表情筋があり、皮膚や脂肪を内側から支えています。しかし、日常生活で使う表情筋は限られており、使われない筋肉は年齢とともに衰えていきます。特に、口角や頬を引き上げる筋肉が弱くなると、頬や口元が下がりやすくなります。

さらに、皮膚と表情筋の間にあるSMASという筋膜もゆるんできます。SMASは顔全体を包み込むように支えている膜で、ここがゆるむと、その上の脂肪や皮膚をまとめて支えきれなくなり、フェイスライン全体がもたついて見えるようになります。

原因4|脂肪の萎縮・下垂とリガメントのゆるみ

顔の脂肪は、いくつかの区画に分かれており、リガメント(支持靱帯)によって決まった位置に保たれています。40代になると、頬の高い位置にある深い層の脂肪がやせる一方で、表面に近い脂肪は下の方へ移動しやすくなります。

リガメントがゆるむと、脂肪を支える力がさらに弱まります。頬の脂肪がほうれい線の外側や口元、あごのラインにたまることで、ほうれい線やマリオネットラインが深くなり、フェイスラインに「ジョール」と呼ばれるもたつきができます。

原因5|骨の萎縮

あまり知られていませんが、顔の骨も年齢とともに少しずつやせていきます。特に、目の周りのくぼみ(眼窩)が広がる、頬の骨やあごの骨が小さくなるといった変化が起こりやすいとされています。

骨は顔の土台です。土台が小さくなると、その上に乗っている脂肪や皮膚が余ってしまい、たるみや深いしわの原因になります。骨の変化はゆっくり進むため自覚しにくいものの、40代以降のたるみに大きく関わっています。

原因6|紫外線による光老化

紫外線は、年齢による変化とは別に、肌の老化を早める大きな要因です。環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」では、長年日光を浴び続けることで、生理的な加齢に加えて紫外線による慢性的なダメージが重なり、シミやしわなどが生じる「光老化」について説明しています。

紫外線のうちUVA(紫外線A波)は、多くが地表まで届くため、長時間浴びると肌への影響が懸念されます。20代・30代で浴びてきた紫外線のダメージが、40代になってたるみやしわとして表れることも少なくありません。

出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」

「たるみ」と「むくみ」「脂肪」の見分け方

顔が下がって見える原因は、たるみだけとは限りません。むくみや脂肪の増加でも、フェイスラインがぼやけたり、顔が大きく見えたりします。原因によって対策が変わるため、次の表で見分けておきましょう。

原因特徴見分けるポイント
たるみ頬や口元が下がり、ほうれい線・マリオネットライン・ジョールが目立つ仰向けに寝ると目立たなくなり、起き上がると戻る。1日の中で大きく変わらない
むくみ顔全体が腫れぼったく、まぶたが重い朝に強く、夕方にはすっきりするなど、時間帯や日によって変わる
脂肪頬やあご下がふっくらし、丸みを帯びる体重の増減と連動する。あご下をつまむと厚みがある

実際には、これらが重なっていることも少なくありません。むくみや脂肪が加わると、その重みでたるみがさらに目立ちやすくなります。むくみや脂肪が気になる人は、たるみのケアとあわせて、塩分のとりすぎや体重の管理にも目を向けましょう。[内部リンク候補:40代から小顔を目指すには?顔が大きく見える原因と対策を解説]

【部位別】40代の顔のたるみのサインと見分け方

40代の顔のたるみは、部位によって表れ方が違います。自分の顔のどこにたるみが出ているのかを知ることが、効果的な対策への第一歩です。明るい場所で鏡を正面と横から見ながら、次のサインをチェックしてみましょう。

頬・ほうれい線のたるみ

頬は顔の中で面積が広く、たるみの影響が最も表れやすい部位です。頬の高い位置のボリュームが減って脂肪が下がると、小鼻の横から口角に向かうほうれい線が深くなります。頬の毛穴が縦長のしずく形に見える「たるみ毛穴」も、頬のたるみのサインです。

主なサイン:ほうれい線が笑っていないときも消えない/頬の一番高い位置が以前より下がった/頬の毛穴が縦に伸びて見える

フェイスライン・あご下のたるみ

頬や口元の脂肪が下がってあごのラインにたまると、シャープだったフェイスラインがぼやけてきます。口角の横からあごにかけてできるもたつきは「ジョール」と呼ばれ、横顔の印象を大きく変えます。あご下の皮膚がゆるむと、下を向いていなくても二重あごが目立つようになります。

主なサイン:横顔のあごのラインがまっすぐでなくなった/口角の横にふくらみがある/正面を向いても二重あごが気になる

口元・マリオネットラインのたるみ

口角からあごに向かって伸びる線を「マリオネットライン」と呼びます。頬のたるみや口の周りの筋肉の衰えによって口角が下がると、このラインが目立ち、不機嫌そうな印象や疲れた印象を与えやすくなります。

主なサイン:口角が下がって見える/口角の下から縦にしわが伸びている/人から「疲れている?」と聞かれることが増えた

目の下・まぶたのたるみ

目の周りの皮膚は、顔の中でも特に薄くデリケートな部位です。目の下の皮膚や筋肉がゆるむと、眼球を支えている脂肪が前に押し出され、ふくらみや影ができます。上まぶたの皮膚がたるむと、目が小さく見えたり、目の形が三角に見えたりします。

主なサイン:目の下のふくらみや影がコンシーラーで隠しにくい/二重の幅が狭くなった/目が以前より小さく見える

まぶたのたるみで視界が狭くなる、額に力を入れないと目を開けにくいといった場合は、眼瞼下垂などの可能性もあるため、眼科や形成外科で相談しましょう。

額・こめかみのたるみ

額の筋肉が衰えたり、頭皮がゆるんだりすると、額やまぶたが下がり、目元が重たい印象になります。また、こめかみの脂肪や骨がやせてくぼむと、顔の上半分の立体感が失われ、頬のたるみが強調されて見えることもあります。

主なサイン:眉の位置が下がった気がする/額に横じわが増えた/こめかみがくぼんで見える

額や頭皮のこわばりは、目元の重さにもつながります。シャンプーのときなどに、指の腹で頭皮をやさしく動かして血行を促すのもおすすめです。

首のたるみ

首は顔とつながっており、首の皮膚や筋肉のたるみは、フェイスラインのたるみにも影響します。スマートフォンを見るときの下向きの姿勢が続くと、首の横じわやたるみが目立ちやすくなります。

主なサイン:首に横じわがくっきり入っている/あごから首にかけての境目がぼやけている

首は、顔に比べて日焼け止めや保湿を忘れがちな部位です。顔のスキンケアをするときは、化粧水や日焼け止めを首まで伸ばす習慣をつけましょう。

部位別たるみの早見表

部位ごとの主な原因と、この記事で紹介しているケアを一覧にまとめました。気になる部位から確認してみましょう。

部位主な原因おすすめのセルフケア
頬・ほうれい線肌の弾力低下/頬の脂肪の萎縮と下垂/リガメントのゆるみ保湿・紫外線対策/頬の引き上げ運動/頬のふくらまし運動
フェイスライン・あご下脂肪の下垂/SMASのゆるみ/姿勢の崩れ舌の押し上げ運動/舌回し運動/あご引きストレッチ
口元・マリオネットライン口の周りの筋肉の衰え/頬のたるみ口角キープ/口すぼめ運動
目の下・まぶた皮膚の薄さ/目の周りの筋肉の衰え/骨の萎縮目の開閉運動/目元の保湿/目をこすらない
額・こめかみ額の筋肉の衰え/頭皮のゆるみ/骨や脂肪のやせ保湿・紫外線対策/姿勢の改善
首下向きの姿勢/皮膚の乾燥あご引きストレッチ/首・デコルテの保湿とケア

【進行度チェック】あなたのたるみはどの段階?

部位だけでなく、たるみがどの程度進んでいるかを知ることも大切です。進行度によって、セルフケアで対応できる範囲と、プロに相談したほうがよい範囲が変わるためです。次のチェックリストで、自分のたるみの段階を確認してみましょう。

たるみ進行度セルフチェックリスト

段階チェック項目
レベル1(初期)□ 夕方になると顔が疲れて見える□ 頬の毛穴が縦に伸びてきた□ 寝起きの顔に枕の跡が残りやすくなった
レベル2(中期)□ ほうれい線が笑っていないときも見える□ 口角が下がり、マリオネットラインが出てきた□ 横顔のフェイスラインにもたつきがある
レベル3(進行期)□ ほうれい線やマリオネットラインが深く、メイクで隠せない□ ジョール(口角横のもたつき)がはっきりしている□ 仰向けに寝ると顔の印象が大きく変わる

当てはまる項目が最も多い段階が、今のあなたのたるみの目安です。複数の段階にまたがる場合は、より進んだ段階を目安にしましょう。

レベル別の対策の方向性

段階主な状態対策の方向性
レベル1(初期)肌表面のハリ低下が中心保湿・紫外線対策・表情筋エクササイズなど、セルフケアで予防と改善を目指す
レベル2(中期)脂肪の下垂や筋肉のゆるみが加わるセルフケアを続けながら、こりやむくみを整える小顔矯正・フェイシャルエステなどプロのケアの併用を検討する
レベル3(進行期)靱帯や骨の変化まで進んでいるセルフケアは悪化予防と位置づけ、美容医療も含めて医師に相談する

このチェックはあくまで目安です。自分で判断しにくい場合は、専門家に顔の状態を見てもらうのも1つの方法です。

40代の顔のたるみを悪化させるNG習慣

毎日の何気ない習慣が、たるみを進めていることもあります。40代の顔のたるみを悪化させやすい、代表的なNG習慣を確認しておきましょう。

日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びる

前述のとおり、紫外線は肌のハリを支える組織にダメージを与え、光老化を進めます。「曇りの日だから」「少しの外出だから」と日焼け止めを塗らない日が続くと、ダメージが少しずつ蓄積します。日焼け止めは季節や天気を問わず、毎日使う習慣をつけましょう。

強い力でのマッサージや洗顔

たるみを何とかしようと、強い力で顔をもみほぐしたり、ゴシゴシこすって洗顔したりするのは逆効果です。40代の肌は弾力が低下しているため、強い摩擦や圧をかけると、肌やリガメントを伸ばしてしまうおそれがあります。赤みや色素沈着、肝斑の悪化につながることもあります。

スマホ首・猫背などの姿勢

スマートフォンを見るときに頭が前に出た姿勢が続くと、首の前側の皮膚や筋肉が下方向に引っ張られます。首から顔にかけては筋肉や筋膜がつながっているため、フェイスラインや口元が下がりやすくなります。下を向いた姿勢は、首のしわや二重あごの原因にもなります。

急激なダイエット

短期間で体重を大きく落とすと、顔の脂肪が急に減り、皮膚が余ってたるみが目立つことがあります。また、食事量を極端に減らすと、肌や筋肉の材料となるたんぱく質が不足し、ハリの低下を招きます。体重を減らす場合は、栄養バランスを保ちながらゆるやかに進めましょう。

睡眠不足と喫煙

睡眠中は、肌や体の修復に関わる成長ホルモンが分泌されます。睡眠不足が続くと、肌の修復が追いつかず、ハリの低下やくすみにつながります。また、喫煙は血管を収縮させて肌への血流を悪くし、肌の老化を早める要因になるといわれています。

塩分・アルコールのとりすぎ

塩分やアルコールをとりすぎると、体に水分がたまりやすくなり、顔がむくみます。むくみが続くと、その重みで皮膚が引っ張られ、たるみを悪化させる悪循環につながります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の食塩相当量の目標量を1日6.5g未満としています。一方、「令和6年 国民健康・栄養調査」によると、40〜49歳の女性の食塩摂取量の平均は1日8.4gで、目標量を上回っています。麺類のスープを残す、加工食品を控えるなど、できるところから減塩を心がけましょう。

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」/厚生労働省「令和6年 国民健康・栄養調査結果の概要」

頬杖・片側噛み・うつぶせ寝

頬杖をつく、片側の歯だけで噛む、うつぶせや同じ向きで寝るといった癖は、顔の片側にばかり負担をかけます。顔の左右差や、片側だけのたるみにつながるため、気づいたときにやめるよう意識しましょう。

自己流の顔トレーニングのやりすぎ

表情筋のエクササイズはたるみ対策に役立ちますが、「やればやるほど効く」わけではありません。額にしわを寄せる動きや、皮膚を指で強く引っ張る動きを繰り返すと、表情じわが定着する原因になります。また、同じ筋肉ばかりを使いすぎると、エラの張りなど別の悩みにつながることもあります。エクササイズは1回数分を目安に、鏡で表情を確認しながら行いましょう。

自宅でできる40代の顔のたるみ対策|部位別セルフケア

ここからは、自宅でできる40代の顔のたるみ対策を紹介します。まずはすべての部位に共通する基本のケアを押さえ、そのうえで気になる部位のケアを取り入れましょう。どのケアも「強くこすらない」「痛いほど押さない」ことが基本です。肌に赤みや痛みが出た場合は、すぐに中止してください。

基本のケア|保湿と紫外線対策を毎日続ける

たるみ対策の土台になるのは、保湿と紫外線対策です。どれほどエクササイズを頑張っても、肌が乾燥していたり、紫外線のダメージを受け続けていたりすると、ハリを保つのは難しくなります。

保湿のポイント

  • 洗顔後はすぐに化粧水・乳液・クリームで保湿する
  • セラミドやヒアルロン酸など、保湿力の高い成分を含む化粧品を選ぶ
  • エイジングケアを意識するなら、ビタミンC誘導体やレチノール、ナイアシンアミドなど、ハリをサポートする成分を取り入れる(レチノールなど刺激を感じやすい成分は少量から試す)
  • 化粧品は手のひらで顔を包み込むようにして、下から上、内側から外側へやさしく押さえてなじませる

紫外線対策のポイント

日焼け止めを選ぶときは、UVBを防ぐ指標の「SPF」だけでなく、UVAを防ぐ指標の「PA」も確認しましょう。環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」でも、日焼け止めの効果はSPFとPAで表示されていると説明されています。日常使いならSPF30・PA+++程度を目安に、汗をかいたときや長時間の外出時はこまめに塗り直します。帽子や日傘を組み合わせると、より効果的です。

出典:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」

たるみ毛穴が気になるときのケア

40代になると、頬の毛穴が縦長のしずく形に見える「たるみ毛穴」に悩む人が増えます。たるみ毛穴は、皮脂や汚れが詰まった毛穴とは異なり、肌のハリが低下して毛穴のまわりの皮膚が下に引っ張られることで起こります。そのため、毛穴パックや強いピーリングなど、汚れを取り除くケアでは改善しにくいのが特徴です。

たるみ毛穴には、肌のハリを支えるケアが基本です。保湿を徹底し、ビタミンC誘導体やレチノールなど、ハリをサポートする成分を取り入れましょう。メイクでは、毛穴を埋めるタイプの化粧下地を薄く重ね、ファンデーションを下から上に向かってなじませると、毛穴の影が目立ちにくくなります。

頬・ほうれい線のセルフケア

頬のたるみには、頬を引き上げる表情筋を動かすエクササイズが役立ちます。

  • 頬の引き上げ運動:口角をできるだけ高く引き上げて「い」の口で笑顔を作り、頬の一番高い位置が持ち上がるのを意識して5秒キープします。10回を目安に行いましょう。
  • 頬のふくらまし運動:唇を閉じて、片側の頬に空気をためて5秒キープし、反対側、鼻の下、下唇の下も同様に行います。ほうれい線の内側から筋肉をストレッチできます。
  • 「あ・い・う・え・お」体操:口を大きく開け、1音ずつ5秒キープしながら動かします。顔全体の表情筋をまんべんなく使えます。

エクササイズ中は、指で皮膚を強く引っ張らないように注意してください。皮膚を引っ張る動きは、しわの原因になります。

フェイスライン・あご下のセルフケア

フェイスラインやあご下のたるみには、あご下の筋肉を動かすエクササイズと、姿勢の改善を組み合わせます。

  • 舌の押し上げ運動:上を向いて首の前側を伸ばし、舌先を上あごにぐっと押し付けて10秒キープします。5回を目安に行うと、あご下の筋肉に働きかけられます。
  • 舌回し運動:口を閉じたまま、舌先で歯ぐきの外側をなぞるように右回り・左回り各10回ずつ回します。
  • あご引きストレッチ:背筋を伸ばして座り、あごを水平に後ろへスライドさせるように引いて5秒キープします。10回を目安に行い、頭が前に出る姿勢をリセットしましょう。

フェイスラインのもたつきには、エラの部分にある咬筋(噛む筋肉)の張りが関係していることもあります。食いしばりの癖がある人は、軽く口を開けて咬筋をやさしくほぐし、日中は上下の歯を離すよう意識しましょう。

口元・マリオネットラインのセルフケア

口元のたるみには、口の周りを囲む口輪筋と、口角を引き上げる筋肉を動かすことが大切です。

  • 口角キープ:口角を軽く引き上げた状態を10秒キープします。家事や移動中など、気づいたときにこまめに行いましょう。
  • 口すぼめ運動:唇をすぼめて前に突き出し、5秒キープしてから、口角を横に大きく引いて5秒キープします。10回を目安に繰り返します。

日頃から口角を下げたまま過ごしていると、口元のたるみが進みやすくなります。人と話すときに口を大きく動かす、意識して笑顔を作るなど、日常の中で口元の筋肉を使う機会を増やすことも効果的です。

目元のセルフケア

目の周りの皮膚はとても薄いため、マッサージよりも、保湿と目の周りの筋肉を動かすケアが中心になります。

  • 目の開閉運動:目をぎゅっと5秒閉じたあと、額にしわを寄せないように注意しながら目を大きく5秒開きます。5回を目安に行いましょう。
  • 目元の保湿:アイクリームは薬指に少量を取り、目頭から目尻に向かってやさしく置くようになじませます。

目をこする癖は、まぶたのたるみを進める原因になります。花粉症などで目がかゆいときも、こすらずに目薬や冷やしたタオルで対処しましょう。長時間のパソコンやスマートフォンの使用で目が疲れたときは、こまめに遠くを見て目を休ませることも大切です。

首・デコルテのケアで巡りを整える

顔のむくみは、たるみを重く見せる原因になります。むくみを流すときは、顔だけでなく、出口となる首やデコルテ(鎖骨まわり)から先に整えるのがポイントです。

  1. クリームやオイルを手に取り、肌のすべりをよくします。
  2. 鎖骨の上のくぼみを、指の腹で内側から外側へ5回やさしくなでます。
  3. 顔を横に向けたときに浮き出る首の筋肉(胸鎖乳突筋)に沿って、耳の下から鎖骨に向かって5回なで下ろします。
  4. あご先から耳の下へ、手のひら全体でやさしく流し、最後にもう一度、耳の下から鎖骨へなで下ろします。

入浴後など体が温まっているタイミングで行うと、血行がよくなり、むくみが流れやすくなります。力の加減は、肌の表面をなでる程度で十分です。

たるみにくい肌と体をつくる40代の生活習慣

セルフケアの効果を引き出すには、肌や筋肉の材料をとり、しっかり休み、体を支える生活習慣が欠かせません。

たんぱく質とビタミンCを意識した食事

肌のハリを支えるコラーゲンや、顔を支える筋肉の材料になるのが、たんぱく質です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性のたんぱく質の推奨量を1日50gとしています。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品を毎食1品ずつ取り入れると、必要量に近づけやすくなります。

体内でコラーゲンを作るにはビタミンCも必要です。ブロッコリーやパプリカ、キウイフルーツ、いちごなどを、たんぱく質と一緒にとりましょう。また、糖質のとりすぎは、たんぱく質と糖が結びついて肌のハリを低下させる「糖化」を招くといわれています。菓子や甘い飲み物は控えめにするのがおすすめです。

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

6時間以上の睡眠で肌の修復を助ける

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人は適正な睡眠時間に個人差があるとしたうえで、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することを推奨しています。

一方、厚生労働省「令和6年 国民健康・栄養調査」を見ると、40代女性で1日の平均睡眠時間が6時間以上9時間未満の人は約半数(52.2%)にとどまっています。仕事や家事、子育てで忙しい40代は睡眠が不足しがちです。就寝前のスマートフォン操作を控える、寝室を暗くする、毎朝同じ時間に起きるなど、睡眠の質と量を確保する工夫をしましょう。

出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」/厚生労働省「令和6年 国民健康・栄養調査結果の概要」

姿勢を整え、体を動かす習慣をつける

正しい姿勢は、それ自体がたるみ対策になります。背筋を伸ばし、耳・肩・腰が一直線になる姿勢を意識すると、首や顔が下に引っ張られにくくなります。スマートフォンは目の高さに近づけて見る、パソコンの画面を目線の高さに合わせるなど、姿勢が崩れにくい環境を整えましょう。

ウォーキングなどの適度な運動は、全身の血流をよくし、顔のむくみの予防にもつながります。筋肉量を保つことで代謝の低下を防ぎ、急な体重の増減を避けやすくなる点もメリットです。1駅分歩く、階段を使うなど、日常生活の中で体を動かす機会を増やしましょう。

更年期の変化と上手に付き合う

40代後半からは、更年期による心身の変化がたるみケアにも影響します。ほてりや不眠、気分の落ち込みなどの不調が強いと、睡眠の質が下がったり、セルフケアを続ける気力がわかなかったりすることもあります。

また、更年期には肌が急に乾燥しやすくなったり、これまで使っていた化粧品が合わなくなったりすることもあります。肌がゆらいでいると感じるときは、刺激の強いエイジングケア成分を一時的に控え、低刺激の保湿ケアを中心に切り替えるのも1つの方法です。肌の状態に合わせてスキンケアを見直す柔軟さが、40代後半のたるみケアでは大切になります。

不調を我慢せず、つらい場合は婦人科に相談しましょう。体調が整うと、睡眠や食事などの生活習慣も整えやすくなり、結果的にたるみケアの効果も感じやすくなります。

40代のたるみケア|1日のルーティン例

ここまで紹介したケアを、1日の流れに組み込んだ例です。すべてを一度に始める必要はありません。自分のたるみが出ている部位や進行度に合わせて、取り入れやすいものから始めましょう。

時間帯ルーティン目安の時間
朝洗顔後すぐに保湿/日焼け止めを塗る/首・デコルテをなで下ろしてむくみを流す5分
日中日焼け止めの塗り直し/スマートフォンは目の高さで見る/口角キープ・あご引きストレッチすき間時間に1〜2分
夕食たんぱく質と野菜をそろえる/塩分・アルコールをとりすぎない—
入浴後保湿/気になる部位のエクササイズ(頬・フェイスライン・口元・目元から2〜3種類)5分
就寝前スマートフォンを置いてリラックス/6時間以上の睡眠を確保—

変化を確かめる記録のつけ方

たるみは少しずつ変化するため、毎日鏡を見ているだけでは変化に気づきにくいものです。月に1回、同じ場所・同じ明るさ・同じ時間帯に、正面・斜め45度・真横の3方向から写真を撮っておきましょう。続けたケアの内容をメモしておくと、自分に合うケアを見つけやすくなります。

今すぐ40代の顔のたるみを目立たなくするメイク・髪型のコツ

セルフケアの効果を実感するまでには時間がかかります。その間は、メイクや髪型でたるみを目立ちにくくする工夫を取り入れましょう。

ベースメイク|ツヤと明るさで影を飛ばす

たるみによってできる影は、明るさとツヤでカバーできます。ほうれい線やマリオネットライン、目の下の影には、肌よりワントーン明るいコンシーラーやハイライトを薄く重ねると、影が目立ちにくくなります。厚塗りするとかえってしわに入り込んで目立つため、少量を指でたたき込むようになじませるのがポイントです。

チーク・シェーディング|位置を高くして重心を上げる

チークは、頬の一番高い位置から、こめかみに向かって斜め上に入れます。低い位置に入れると顔の重心が下がり、たるみが強調されてしまいます。フェイスラインのもたつきが気になる場合は、エラからあごにかけて、肌よりワントーン暗いシェーディングを薄く入れると、輪郭がすっきり見えます。

髪型|トップのボリュームで視線を上に集める

髪型も、たるみの見え方を左右します。頭頂部の髪がぺたんとしていると、顔の重心が下がって見え、たるみが強調されます。根元をふんわり立ち上げてトップにボリュームを出すと、視線が上に集まり、顔全体が引き上がった印象になります。

フェイスラインのもたつきが気になる場合は、顔まわりに毛先が軽く外に向かうレイヤーを入れると、輪郭の外側がほどよくカバーされます。反対に、あごのラインでぴったり切りそろえた重いボブは、フェイスラインを強調しやすいため注意しましょう。[内部リンク候補:40代の小顔に見える髪型の記事(作成予定)]

目元・口元|上向きのラインで引き上げて見せる

アイラインは目尻をわずかに上向きに引き、下まぶたの目尻側だけに影色をのせると、目元が引き上がって見えます。口元は、リップライナーで口角をわずかに上向きに描き足すと、口角が下がった印象をやわらげられます。

セルフケアで改善しない40代のたるみはプロに相談しよう

セルフケアを2〜3か月続けても変化を感じにくい場合や、進行度チェックでレベル2〜3に当てはまった場合は、プロの力を借りることも検討しましょう。40代の顔のたるみに対して選ばれる主な選択肢は、「小顔矯正・フェイシャルエステ」と「美容医療」です。それぞれでできること・できないことを知っておくと、自分に合った相談先を選びやすくなります。

小顔矯正・フェイシャルエステでできること・できないこと

小顔矯正は、施術者の手技によって、顔・頭・首まわりの筋肉のこりやむくみをほぐし、顔全体のバランスを整えることで、すっきりとした印象を目指す施術です。医療機関で行う治療とは異なり、注射や切開などは行いません。

小顔矯正・フェイシャルエステに期待できること

  • 咬筋や側頭筋、首・肩のこりをほぐし、顔まわりの緊張をやわらげる
  • むくみを整え、たるみを重く見せている要因を軽くする
  • 顔の左右差やゆがみの原因となる癖を確認し、セルフケアのアドバイスを受けられる
  • ダウンタイム(施術後の腫れや内出血などで日常生活に制限が出る期間)がなく、定期的に続けやすい

小顔矯正・フェイシャルエステではできないこと

  • ゆるんだリガメントやSMASを引き締める、やせた骨や脂肪のボリュームを補うなど、組織そのものを変えること
  • 進行したたるみを、施術1回で若い頃の状態に戻すこと

つまり、小顔矯正は「こりやむくみが重なってたるみが目立っている」レベル1〜2の人や、たるみを予防したい人に向いています。施術直後にすっきり感を得られることがある一方、効果の感じ方や持続期間には個人差があるため、セルフケアと組み合わせて続けることが大切です。【要確認:自社サロンの施術内容・たるみに対する考え方・推奨通院頻度を追記】

小顔矯正の一般的な流れ

  1. カウンセリング:悩みや生活習慣、体調を確認し、たるみが出ている部位や、顔の左右差、首・肩のこりの状態をチェックします。
  2. 施術前の撮影・確認:施術前の顔を撮影し、施術後と比べられるようにするサロンもあります。
  3. 施術:顔・頭・首・肩まわりの筋肉を手技でほぐし、こりやむくみを整えます。
  4. 施術後の確認とアドバイス:施術前後の状態を確認し、自宅でできるセルフケアや生活習慣のアドバイスを受けます。

初めて受けるときは、「施術中に痛みはあるか」「どのくらいの間隔で通うのがよいか」「費用は総額でいくらかかるか」を事前に確認しておくと安心です。妊娠中の人や、顔・首に治療中の病気やけががある人は、施術を受けられるかどうかを事前に相談してください。【要確認:自社の施術フロー・所要時間・施術を受けられない条件に合わせて修正】

美容医療でできること

レベル3のように、リガメントや骨の変化まで進んだたるみには、医療機関での美容医療が選択肢になります。主な施術は次のとおりです。

  • HIFU(ハイフ/高密度焦点式超音波):皮膚の深い層やSMASに超音波の熱エネルギーを届け、組織を引き締める施術です。
  • 高周波(RF):高周波の熱で真皮層を温め、肌のハリを高めることを目指す施術です。
  • 糸リフト:医療用の糸を皮膚の下に挿入し、下がった組織を引き上げる施術です。
  • ヒアルロン酸などの注入:骨や脂肪のやせでボリュームが減った部分を補い、影やくぼみを目立ちにくくする施術です。
  • フェイスリフト手術:皮膚を切開し、SMASを引き上げて余った皮膚を取り除く外科手術です。

美容医療は、セルフケアや小顔矯正では届かない深い層に働きかけられる一方、腫れや内出血、痛みなどのダウンタイムや副作用のリスクがあります。費用も施術や医療機関によって大きく異なります。医師からメリットだけでなく、リスクや費用の総額、施術後の経過について十分な説明を受けたうえで検討しましょう。

美容医療を受ける前に確認したいこと

  • 施術を担当する医師から、直接説明を受けられるか
  • 期待できる効果だけでなく、副作用やリスク、ダウンタイムの期間について説明があるか
  • 施術費用のほかに、麻酔代や薬代、再診料などを含めた総額が明示されているか
  • 施術後にトラブルがあった場合の対応が決まっているか

進行度別|ケアの組み合わせ方の目安

進行度セルフケア小顔矯正・フェイシャルエステ美容医療
レベル1(初期)◎ 保湿・紫外線対策・エクササイズで予防と改善○ こり・むくみのケアで予防を後押し△ 必要性は低い
レベル2(中期)◎ 継続して悪化を防ぐ◎ こり・むくみを整え、セルフケアと併用○ 気になる部位があれば相談
レベル3(進行期)○ 悪化予防として継続○ むくみやこりのケアとして併用◎ 医師に相談して治療を検討

※◎:特におすすめ、○:おすすめ、△:優先度は低い。あくまで目安であり、実際のケアは顔の状態や希望によって異なります。

どの段階でも、セルフケアと生活習慣の見直しは土台として続けることが大切です。プロのケアは、土台を整えたうえで上乗せするものと考えましょう。

失敗しないサロン・クリニックの選び方

たるみに悩む40代を対象にしたサロンやクリニックは数多くあります。後悔しないために、選ぶ前に知っておきたい公的な情報を紹介します。

美容医療の相談件数は増えている

独立行政法人 国民生活センターによると、全国の消費生活センターなどに寄せられた美容医療サービスに関する相談は、2023年度の6,281件から、2024年度は10,744件に増えています。施術前のリスク説明が不十分だった、「今契約すれば安くなる」と契約を急がされた、といった相談が寄せられています。

出典:独立行政法人 国民生活センター「美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)」

小顔を標ぼうするサービスへの措置命令の例

東京都は2019年2月、小顔矯正サービスを提供する事業者2社に対し、景品表示法に基づく措置命令を出しています。問題とされたのは、「頭蓋骨の歪みやずれが矯正されることにより小顔になる」「直ちに小顔になり、かつ、それが持続する」といった表示で、裏付けとなる合理的な根拠が示されなかったことが理由です。

出典:東京都 東京くらしWEB「小顔になる効果を標ぼうするサービスの提供事業者2社に景品表示法に基づく措置命令」

これらの情報をふまえ、サロンやクリニックを選ぶときは次のポイントを確認しましょう。

  1. カウンセリングでたるみの原因と進行度を見立ててくれるか:顔の状態を確認したうえで、施術内容を提案してくれるかどうかは重要な判断材料です。
  2. 効果を断定せず、できることとできないことを説明してくれるか:「1回で必ずたるみが消える」「一生続く」といった断定的な説明より、期待できる変化と限界を正直に伝えてくれるところを選びましょう。
  3. 料金の総額が明確か:1回あたりの料金、回数券やコースの内容、追加料金の有無を事前に確認します。
  4. その場での契約を急がせないか:「今日契約すれば割引」などと即決を迫られた場合は、いったん持ち帰って検討しましょう。
  5. アフターケアやセルフケアの助言があるか:施術後の過ごし方や、自宅でできるケアを教えてくれるところなら、効果を保ちやすくなります。

【要確認:自社サロンのカウンセリング内容・初回メニュー・予約導線(CTA)を追記】

40代の顔のたるみに関するよくある質問

40代からでも顔のたるみは改善できますか?

40代からでも、たるみの進行をゆるやかにしたり、目立ちにくくしたりすることは十分に目指せます。特に、肌の乾燥やむくみ、表情筋の衰え、姿勢の崩れなど、ケアや生活習慣で変化させやすい要因は、今日からの取り組みで違いが出やすい部分です。一方、骨の萎縮やリガメントのゆるみが進んだたるみは、セルフケアだけで元に戻すのは難しい場合があります。進行度に合わせて、プロのケアも検討しましょう。

40代で急に顔がたるんだのはなぜですか?

顔のたるみは20代後半から少しずつ進んでいますが、40代になると、肌のハリの低下に加えて、女性ホルモンの減少、脂肪の移動、リガメントのゆるみ、骨の萎縮といった変化が重なります。いくつもの変化が同時に進むことで、ある時期から急にたるみが目立ったように感じやすくなります。急激な体重の減少や、睡眠不足・強いストレスが続いたことがきっかけになる場合もあります。

たるみ対策はどのくらい続ければ効果が出ますか?

効果を感じるまでの期間には個人差があります。保湿やむくみのケアは、比較的早く肌の状態の変化を感じられることがあります。一方、表情筋のエクササイズや生活習慣の見直しは、少なくとも2〜3か月は続けて様子を見ましょう。毎月同じ条件で写真を撮っておくと、変化に気づきやすくなります。

ほうれい線はセルフケアで消せますか?

浅いほうれい線であれば、保湿や頬のエクササイズ、メイクの工夫で目立ちにくくできる場合があります。ただし、脂肪の下垂や骨の萎縮によってできた深いほうれい線を、セルフケアだけで完全に消すのは難しいのが実情です。深いほうれい線が気になる場合は、進行度に合わせて、プロのケアや美容医療も検討しましょう。

顔のマッサージはたるみに逆効果ですか?

マッサージそのものが悪いわけではありませんが、強い力で行うマッサージは逆効果になるおそれがあります。40代の肌は弾力が低下しているため、強くこすったり押したりすると、肌やリガメントを伸ばしてしまう可能性があるためです。クリームやオイルで肌のすべりをよくし、肌の表面をなでる程度のやさしい力で行いましょう。

美顔器を使えばたるみは治りますか?

美顔器は、肌のハリをサポートしたり、血行を促したりする目的で使われます。毎日のケアに取り入れることで、肌のコンディションを整える助けにはなりますが、骨の萎縮や進行したたるみを元に戻すものではありません。使用する場合は、説明書に記載された使用時間や頻度を守り、肌に異常が出たらすぐに使用を中止してください。

小顔矯正でたるみはなくなりますか?

小顔矯正は、筋肉のこりやむくみを整えることで、たるみを重く見せている要因にアプローチする施術です。こりやむくみが原因で顔が下がって見えている場合は、すっきり感を得られることがあります。ただし、皮膚やリガメントのゆるみ、骨の萎縮そのものを変えるものではないため、「たるみがなくなる」とはいえません。自分のたるみの進行度に合わせて、セルフケアや美容医療と組み合わせて考えましょう。【要確認:自社の施術内容に合わせて表現を調整】

HIFU(ハイフ)などの美容医療は何歳から受けるべきですか?

美容医療を受ける年齢に明確な決まりはありません。年齢よりも、たるみの進行度や、自分がどの程度気にしているかが判断の基準になります。セルフケアで変化を感じられず、たるみが気になって日常生活に影響している場合は、一度医師に相談してみるとよいでしょう。その際は、リスクや費用、ダウンタイムについて十分な説明を受けてから判断してください。

たるみ対策の化粧品はどう選べばいいですか?

たるみ対策の化粧品を選ぶときは、まず自分の肌に合う保湿力の高いものを基本にしましょう。そのうえで、ハリをサポートする成分として知られるビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンアミド、ペプチドなどが配合されたものを取り入れる方法があります。高価な化粧品を少量使うより、自分に合うものを適量、毎日続けることが大切です。新しい化粧品を使うときは、腕の内側などで試してから顔に使うと安心です。

小顔矯正と美容医療は併用できますか?

小顔矯正と美容医療は、働きかける対象が異なるため、目的に応じて組み合わせる人もいます。たとえば、こりやむくみのケアは小顔矯正で行い、ゆるんだ組織の引き締めは美容医療で行うといった考え方です。ただし、美容医療の施術直後は、顔への刺激を控えるよう指示されることがあります。併用する場合は、施術を受けた医療機関に小顔矯正を受けてよい時期を確認し、サロンにも施術を受けたことを伝えましょう。【要確認:自社の併用時のルールに合わせて修正】

男性も40代で顔のたるみは起こりますか?

男性も40代になると、顔のたるみが気になり始めることがあります。男性は女性に比べて皮膚が厚く、若い頃はたるみが目立ちにくい傾向がありますが、表情筋の衰えや脂肪の変化、骨の萎縮は性別を問わず起こります。紫外線対策や保湿を習慣にしていない男性も多いため、この記事で紹介した基本のケアから始めてみましょう。

まとめ|40代の顔のたるみは原因と進行度に合わせてケアしよう

40代の顔のたるみは、肌のハリの低下、女性ホルモンの減少、表情筋やSMASの衰え、脂肪の下垂とリガメントのゆるみ、骨の萎縮、紫外線のダメージが重なって起こります。40代の顔のたるみに向き合うためのポイントを振り返りましょう。

  1. 頬・フェイスライン・口元・目元など、たるみが出ている部位を確認する
  2. 進行度チェックで、自分のたるみの段階を把握する
  3. 保湿と紫外線対策を土台に、気になる部位のセルフケアを続ける
  4. 強いマッサージや急激なダイエットなど、たるみを悪化させる習慣を避ける
  5. 食事・睡眠・姿勢を整え、たるみにくい体をつくる
  6. セルフケアで改善しない場合は、進行度に合わせて小顔矯正サロンや美容医療に相談する

たるみは年齢とともに誰にでも起こる変化ですが、早めに原因を知って対策を始めるほど、進行をゆるやかにしやすくなります。「自分のたるみがどの段階かわからない」「セルフケアだけでは限界を感じる」という場合は、プロに相談してみるのも1つの方法です。

関連記事:40代から小顔を目指すには?顔が大きく見える原因と対策を解説

40代顔のたるみ

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